海外フランチャイズによる進出のメリットとデメリット
スピーディ・省コスト・低リスクの海外進出形態
中堅・中小企業の海外進出においても、フランチャイズ(FC)の形態で進出するケースが増えています。
フランチャイズは、本部=フランチャイザーと、加盟店=フランチャイジーが契約条件に従って事業展開するビジネスです。
フランチャイザーにとっても、フランチャイジーにとっても、Win Winの関係をスピーディに形成しやすいなど、メリットが多くあります。
フランチャイズのメリット
(1)フランチャイザーのメリット
本部にとっては、次のようなメリットがあります。
- 加盟店とは契約によりビジネスが展開できるため、少ない資本と労力でスピーディに軌道に乗せることが可能
- 現地の外資規制法令の適用はない
- 土地や店舗を保有する現地加盟店により、運営初期投資費用・時間の短縮が可能
- 自社のブランドを短期間に拡大・確立することが可能
- 安定したロイヤルティーが見込める
(2)フランチャイジーのメリット
加盟店にとっては、
・全くの新規事業であっても開業や運営のノウハウを本部から短期間に取得でき、企業初期段階から安定収益・安定経営が見込める
というメリットがあります。
上記のメリットを生かすビジネスがもっともフランチャイズビジネスに向いていると思われますが、たとえばライセンスビジネスを海外に進出させる場合には、フランチャイズによるメリットが極大になるでしょう。
フランチャイズのデメリット
一方で、FC特有の欠点や問題点が大きなリスクになり得ます。
フランチャイジーを保護する法律が未整備な日本と違い、フランチャイジーは「商売の素人」という位置づけとなる国も多くあり、フランチャイジーの保護が認められやすいため、損害賠償や訴訟で不利になる可能性もあります。
日本国内のFCは、本社にほとんどリスクはないと言われますが、海外においては認識を改めておく必要があるでしょう。
GSWのフランチャイズビジネスサポート
私たちは以下のような課題に対し、事前に確かな対策を講ずるためのサポートを提供しております。FCビジネスの立ち上げから、収益性の改善までご相談下さい。
- 現地で複数(多数)の店舗を管理する仕組みづくり
- 加盟店ごとの資源、資質の均等化と向上
- 加盟店によるブランドイメージの低下リスクへの事前対策
- 加盟店の運営サポート
- 経営安定性や収益への担保やリスク説明
- 加盟店への充実した研修や、ノウハウ供与の仕組みづくり
- 不採算加盟店対策