日本からほど近いリゾート地として知られるインドネシア。バリ島などは日本人観光客にも大人気のリゾート地で、独特の文化や雰囲気が好きだという人も多いのではないでしょうか。そんなインドネシアではどのような通貨が使われているのでしょうか。ここではインドネシアで使われている通貨に関する基礎知識と、為替レートの見方について詳しく見ていくことにしましょう。
インドネシアの通貨は何が使用されているのか
インドネシアの通貨はルピアが使われています。現地のお店などで表記されるときには、10,000Rp.などと表記されています。日本に比べて貨幣価値が低いため、インドネシアに始めていった人はお札の単位に驚く人も多いようです。インドネシアではお札として100,000ルピア、50,000ルピア、20,000ルピア、10,000ルピア、5,000ルピア、2,000ルピア、1,000ルピアの7種類が使われています。これに加えて、硬貨が1,000ルピア、500ルピア、200ルピア、100ルピア、50ルピアの5種類ですが、日常的な買い物で硬貨を使って支払うのはほとんどないと思っていいでしょう。硬貨が登場するのは食料品などを購入したそのおつりとしてもらう時くらいです。現地では価格の数字が大きいときには1000=Kで表記されていることもあります。例えば、10,000=10Kなどです。日本人にとってはあまり馴染みのない表記方法ですので注意しましょう。
ルピアの為替レートの確認方法と簡単な計算方法
2017年5月現在のルピアの為替レートは、1円=117.2Rpです。その時のタイムリーな為替レートを確認したい場合にはネットを活用しましょう。現在はネットで「ルピアレート」などと検索すればルピアと日本円の換算がいとも簡単にできてしまいます。また、計算方法としては、年間を通してそこまでボラティリティが大きいわけではありませんので、1万ルピア=100円程度と思っておくと現地でも分かりやすく計算できるでしょう。さらに大雑把に計算するのであれば、現地の通貨ルピアで表記された金額の100分の1が日本円くらいだと考えるといいでしょう。100分の1ですので、下2ケタの0を取ればいいということになります。このように考えれば、現地での買い物の際にも混乱することなく簡単に素早くレートの換算ができます。
計算方法とお得に替える方法について
日本円をルピアに両替するための手段としては、大きく分けて日本で両替する方法と、インドネシアに渡ってから両替する方法の2種類があります。インドネシア旅行が初めての人をはじめ、多くの人は言葉も通じて安心という理由で日本での両替を選びます。しかし、日本での両替は現地インドネシアでの両替に比べて損する可能性が高いのです。1万円の両替だけでも、日本円にして3,000円程度も損する可能性がありますので全額を日本で両替してしまうのは大変もったいないでしょう。さらに、現地に渡った後にも注意点があります。それは現地のどこで両替をするかということです。もっとも早くて確実なのは空港のマネーエクスチェンジャーを使う方法ですが、実はインドネシアの街中にあるマネーエクスチェンジャーよりも為替レートが低めに設定されていることが多いです。街中で両替をするのであれば確実なのは大きなショッピングモールです。海外の観光客などが多数訪れるようなショッピングモールには必ずマネーエクスチェンジャーが設置されています。ただし、その場合でもショッピングモールなどに行くまでの交通費は必要になりますので、交通費にかかる金額を見越して必要な分だけ空港で両替をしておくようにすることは大切です。このような両替の知識を知っているのと知っていないのとでは現地で使える予算に大きな開きが出てきてしまいます。せっかくの楽しい旅行ですので、現地でお金のとこで心配をすることがないようにしっかりとした知識を身に付けておきましょう。
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