フィリピンの物価って日本より安いの?比べるとどれくらい?

日本から海外進出を考えている企業にとって、現地の物価が安いか高いのかはとても気になるところです。日本と比べて物価が安くて安定している国であれば、海外進出しやすく現地の人を雇いやすいという利点があります。
フィリピンの場合、かなり物価が安く、日本人にとって暮らしやすい国だと言われています。そこで、フィリピンの代表的な物の値段をご紹介し、日本との価格差がどのくらいなのかを比較していきましょう。

フィリピンでは食料品や外食は驚くほど安い!

フィリピンの食料品の物価は日本と比べると、およそ2分の1から3分の1ほどの価格水準です。そのため、日本人がフィリピンで生活するにはとても暮らしやすいと言われています。しかし、輸入食品などの場合は、日本で購入した場合と値段の差はほとんどありません。さらに日本食材をフィリピンで購入する場合、日本で購入するよりも約1.5倍から2倍ほどの値段になるので注意が必要です。
2015年10月現在の価格で、フィリピンと日本の代表的な食料品の値段を具体的に比較してみましょう。
日本で500mlのペットボトルの水は105円ですが、フィリピンでは12ペソ(約32円)で購入できます。ポテトチップスの場合は日本では1袋150円ですが、フィリピンでは25ペソ(約68円)です。キャベツ1玉では日本では250円ですが、フィリピンでは27ペソ(約73円)です。100gの牛肉は日本で400円ですが、フィリピンでは16ペソ(約43円)です。
また、フィリピンで外食した場合、現地の人がよく利用する屋台では50ペソ(約135円)で十分満足したものを食べることが可能です。日本食などのレストランでは、少し贅沢に300~1000ペソ(約810~2700円)の食事をすることができます。フィリピンでは日本食は贅沢ですが、日本での外食と比べると、かなり安いと言えるでしょう。

フィリピンの平均給与や賃貸料金について

フィリピンの平均給与は、多少の格差はありますが日本人のおよそ10分の1です。新卒の給与で日本円にすると1ヶ月約20,000円程度、中途採用で約40,000円程度、マネージャークラスの人材を採用する場合でも約80,000円程度で雇用することができます。フィリピンは東南アジアの中でも経済発展が著しい国ですが、物価の上昇は比較的安定しています。賃金の上昇率も近隣諸国と比べてもそう高くないので、フィリピンでは現地雇用しやすいと言えるでしょう。
また、日本人がフィリピンに在住する場合、短期から中期のコンドミニアムの賃貸料金は1ヶ月25,000円ほどです。この場合のコンドミニアムの大きさは、約40から50平米ほどの広さの部屋を借りることができます。もっと狭い部屋で構わないならば、もっと安く借りることも可能です。日本の沖縄で同じクラスのコンドミニアムを借りる場合、およそ20万円かかります。それを考えると、日本人がフィリピンで居住することはかなり金銭的に優しいと言えるでしょう。(価格は2015年12月現在のもの)

フィリピンは交通費や光熱費もかなり安い!

フィリピンでは日本と比べて交通費もかなり安価です。日本の場合、地下鉄の初乗り運賃は160円程度ですが、フィリピンでは日本円で25円~30円程度で約1時間の電車移動が可能です。フィリピンではバス代金が1回20円、タクシー代金が初乗り100円程度ですので、日本と比べると驚くほど交通費が安いと言えるでしょう。
また、フィリピンでは光熱費も安く暮らすことが可能です。1人暮らしの場合、ガス料金は1ヶ月500円前後、水道料金は1ヶ月1,000円から1,500円程度です。しかし、それらに比べると電気料金はとても高く、1ヶ月およそ5,000円かかります。フィリピンの電気代が高い理由は、盗電が頻繁におこなわれているため、利用者がその料金までも負担しなければならない仕組みになっているからです。ですが、それでも光熱費全体をまとめて見ると、日本と比べ安いと言えるでしょう。(価格は2015年12月現在のもの)
以上のようにフィリピンは日本と比べると、ほとんどの物価がとても安価で大変住みやすい国です。英語も街中で十分通じるため、日本の企業から見ると海外進出しやすい国だと言えます。

フィリピン進出のコンサル・支援はこちら ▶︎

お問合せ・ご相談はこちらへCONTACT

ご相談予約受付 03-5931-7186 平日10:00〜17:00
無料相談フォームはこちら