タイに行く前に、タイではどのような通貨が使用されており、日本円との為替レートがどれくらいかは事前に調べておく必要があります。アメリカドル対日本円のように日ごろからタイのレートは見慣れておらず、詳しく理解せずにお金を使用していると必要資金に狂いが生じる可能性もあるのです。それでは、タイに使用されている通貨とその為替の相場についてご紹介します。
タイの通貨は何が使用されているのか
タイのお金は『バーツ』と『サタン』が使用されています。サタンはバーツよりも低い単位で補助通貨として使用されている通貨です。100サタンが1バーツになります。通貨にも種類があり、10バーツまでがコイン、20バーツから1,000バーツまでが紙幣として発行されています。コインの種類は25サタン、50サタン、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツです。紙幣は20バーツ、50バーツ、100バーツ、500バーツ、1,000バーツです。サタンとバーツはどちらも、元タイ国王であるラーマ9世プーミポン・アドゥンラヤデートの肖像が刻印、または印刷されています。裏面には寺院や元国王が刻印、または印刷されています。
バーツの相場は2017年4月22日時点で1バーツは約3.175円です。バーツは平均で3円前後を行き来しています。ここ10年の相場では2011年12月に最低値で2.4円辺り1バーツまで下がり、最高値は2008年6月に4円辺り1バーツを超える相場が見られました。大体はその間で上下をすると考えておくのが良いでしょう。
タイバーツのレート確認方法とは
実際にタイバーツに通貨を変えるとき、どのようにタイバーツの相場を確認するのが良いでしょうか。タイバーツと日本円の相場を確認する方法をご紹介します。一番信頼性が高く、すぐに確認できる方法としてはスマートフォンでの確認が良いでしょう。自分で信頼のできるサイトをお気に入り登録しておき、最新のタイバーツ対日本円の相場がわかります。タイで確認できる方法も記述しますが、初めてでどこに信頼のある情報が載っているかわからない状態では、うまく活用したい方法と言えます。もし通信が遅く電話しか使えない場合は、スマホなどで確認するよりは原始的な手段となりますが、電話をして日本の知人に協力してもらうのもひとつの手段と覚えておきましょう。
それではタイで確認する方法は何があるでしょうか。信頼の面では、両替所に備え付けてあるオンラインの為替レートがディスプレイに表示されているので、そちらで確認するのがおすすめです。同時にその両替所での両替レートも確認することができます。
タイバーツの計算方法とバーツをお得に替えるには
タイバーツを使用しているときに、大体の日本円を算出したときは、相場を覚えて計算しても良いですがスマホの充電がない場合や計算をする時間がない場合は、使用するタイバーツを約3倍にしてあげると日本円の概算が算出できます。レートを覚えている場合は、例えば1バーツ3.173円の場合は繰り上げて3.2円など区切りをつけて覚えておき、計算をすると無駄な出費をしなくて良いでしょう。
両替をするときは、どこの両替所でも同じ金額で両替をしてくれるわけではありません。特に日本国内で両替をすると、損をしてしまう可能性もあるのです。両替のレートの高さは、1位日本の銀行、2位日本の空港、3位タイの空港、4位タイ国内の高レート両替所の順です。そのため、早くてもタイの空港で両替をした方がお得と言えるでしょう。日本の空港とタイの空港で1万円両替した場合、約1,000円もの損をしたという人もいるくらいです。また、空港とタイ国内の両替所の場合は1~2%程度お得に両替ができます。差額としては少なく感じるかもしれません。金額が大きくなるにつれ物価の安いタイでは大きな活動資金と変わるでしょう。時間がある場合はじっくりと両替所の相場を見比べておくのが賢明といえます。
タイ進出のコンサル・支援はこちら ▶︎